お返しは? 「さて…どうするか」 その日、ザフィーラは腕を組みうなっていた…というのも 「無難に食べ物…は、だめだな…では、服は…それこそ、センスの無い俺が選んだものなどうれしいわけが無い …ふぅ、そもそもあいつの好みがよくわからん…とはいえ、もうホワイトデーまで日にちはないし…」 そう、もうすぐホワイトデーなのだ、アルフにバレンタインのお返しを、と考えているのだが… 「大体、三倍返しと言っていたが…あれの三倍返しは難しいぞ」 そう言いつつ、ザフィーラは赤面… 「…ん?あれは」 と、気になるものが目に留まる ホワイトデー当日 「アルフ、お客さんだよ」 「ん、わかった」 その日、無限書庫で手伝いをしていたアルフは そう言われ、作業を中断する 「はいはい…って、なんだザフィーラかい」 「なんだはひどいな」 「はは、悪い悪い…で、なんだい?」 「う、うむ…その、何だ…今日はホワイデーだろう…バレンタインのお返しを、と…思ってな」 「なんだい、照れて…あんたらしくないよ」 「し、仕方なかろう…こういうのは慣れていないのだ…それに、三倍返しといっていたが、あれの三倍返しは、骨が折れるぞ」 「ばっ?!お前、そういうことこんなとこで言うな!」 そのときのことを思い出したのか、アルフも顔を真っ赤にする 「それで、な…少し目をつぶっていてくれないか?」 「…な、何する気だい?」 「だから、バレンタインのお返しだ」 「…わかったよ」 そう言って、アルフは目をつぶる そして、ザフィーラはそっとアルフの首にネックレスを… 「いいぞ」 「…え?これって…」 「ああ、みんなと出かけたときに欲しそうにしていたからな…違っていたらすまない」 「いや、確かに欲しかったやつだけど…確か何十万もするやつだろ、これ?」 「ふむ、確かにかなりのものだった…一年分は使ったな、給料を」 「ちょ?!…そんな高いものどうして買ったんだよ?」 「決まっている、愛するものの笑顔を見たいからだ」 「なっ?!」 言ったザフィーラも、聞いたアルフもともに顔を真っ赤に 「は、恥ずかしげも無く言うな、馬鹿?!…大体、そんなこと言ったら…あたしだって、そうさ」 そう言って、アルフは軽くキス 「…やはり、似合っているなそれ」 「ザフィーラが選んでくれたんだ、当然さ」 「アルフ…」 「ザフィーラ…」 そして、静かに口付けを交わした おまけ 「う〜ん、仲がいいのはいいけど、場所を考えて欲しいな」 「なにが?」 「あ、なのは…いや、アルフとザフィーラが」 「うわっ、すごい♪」 「いや、場所を考えて欲しいなってことなんだけど」 「…私たちも、しようか?」 「え?」 「ちょうど休みだし、ね♪」 「いや、ちょっとなのは?!」 「レッツゴー♪」 「あ〜〜れ〜〜?!」 「ん?ユーノ…」 「ほら、ザフィーラ」 「いや、だから…ん?!」 「ん〜♪」 (ま、いっか) ---------------------------------------------------------------------------------- あとがき はい、というわけでアルフ×ザフィーラでした いただいたリクどおり…には、若干なってませんが…すみません(汗 で、最後のは埋め合わせというか、書きたいから書きました(笑) …というか、短いなぁ… | ||