ひな祭りの悪夢


「こんにちは、エイミィ・リミエッタです
これからお話しすることは実際にあったお話…脚色は一切していない
正真正銘の事実…そのため、他言無用でお願いします……
では…3月3日、俗に言うひな祭りでの出来事…」


「ね、ひな祭りパーティしない？」
「え？」
「なんや急やね」
「うん、まぁたしかにもうすぐひな祭りだけどね」
仕事の休憩中、なのは、フェイト、はやて、エイミィが
お茶をしている最中、不意になのはがそう提案したのだ
「ね、どうかな？場所は家を使えると思うし」
「私は別に良いけど？」
「うちはみんなに断っとかんとな、着いてくる言うかもしれんで？」
「そのときは是非みんなで」
「せやったらええかな」
「私も特に用事はなかったと思うから、いいよ」
「じゃあ、決定ということで♪」
三人「おー♪」

ということで、急遽ひな祭りパーティが決まった


そして、ひな祭り当日

「というわけで、ひな祭りパーティを始めたいと思います♪」
「は～い♪」
「…とはいえ、こうも集まり悪いとは」
「あ、あはは」
「まぁ、みんな暇をもてあましてる、って感じやないからな」
そう、あの後いろんな人に声をかけたのだが
用事がある、仕事がある、など等の理由から結局最初のメンバー
なのは、フェイト、はやて、エイミィの四人だけの厳かなパーティとなった
「ま、いまさら言ったとこで仕方ないしね、少ないなりの楽しみ方もあるし」
「どんなとこ？」
「費用が少なくてすむ」
フェイトの問いに胸を張ってエイミィはそう答える
「それって、けちっとるだけちゃうか？」
「失礼な、少しの費用で精一杯楽しむ、って言ってんの」
「まぁまぁ、どんな状態であれパーティは楽しまないと」
「そうだね」
「なのはちゃんの言うとおり、こういうのは騒がんとな」
「そいじゃ、グラスもって」
エイミィの言葉にそれぞれがグラスを手に取る
「…おほん…今日は楽しもう、乾杯♪」
三人「かんぱ～い♪」

そして、これが悪夢の始まりとなったのである…


「……」
（こんな状態になると、誰が予想できただろう）
そう思い、エイミィはため息ひとつ…それというのも

「にゃはは♪」
「どうせ、私なんて…」
「なんやなんや、しけた面して…ほら呑みぃ」
なのは、フェイト、はやては酔っていた
なぜか、それは乾杯のときのグラスに入っていた飲み物
ひな祭りということで甘酒を用意したのだが…
（まさか、たった一口でここまでなるなんて）
「にゃはは♪」
「うぅ…」
「何や、うちの酒が呑めんいうん？！」
そう、一口飲んだだけで見事に酔っ払ったのだ
度数としてはかなり低く、おそらくパウンドケーキに使用する洋酒より低いだろう
（どうしよう、このままじゃとんでもない事態に…）
と、そんなエイミィの予想はすぐに現実となる
「うにゅぅ…暑い！」
ばっ！っと、なのははそう言って服を脱ぐ
「うわぁ？！何してるのなのはちゃん？！」
「暑いから脱いだだけだよ？エイミィさんも脱いだら？」
「いや、そんな簡単に…？」
と、ふと足元に気配
「…」
「フェイト、ちゃん？」
足元にはフェイトが、そしてその瞳は潤み…
「やっぱり、私はいらないんだ…」
「え？」
「いいんだ、私なんて私なんて…うわぁぁぁん」
「ちょ、フェイトちゃんどうしたの？何で泣くの？！」
「ピーピーうっさいな！黙らんかい！」
「は、はやてちゃん？ど、どったの」
「エイミィ、あんたにも言いたいことがあったんよ」
「な、なんでしょう？」
「なんでそないにおっぱい大きいん？！」
「はぁ？！」
「不公平やない、同じ女やのに！」
「いや、だからはやてちゃんはまだ成長期だし…」
「そないなことどうでもええんよ！今すぐ大きなりたいんやから」
「そんな無茶苦茶な」
「無茶でもええからやらんかい！」
「無茶って言うか横暴だよ、はやてちゃん？！」
「にゃはは♪涼しい～♪」
「ああ？！いつの間にかなのはちゃん全部脱いでるし？！」
「私なんかいないほうが良いんだ、自害してやるぅ」
「フェイトちゃんは早まらない！！」
「ほらほらさっさと脱ぎぃ！」
「はやてちゃんは趣旨変わってるよ？！」

と、そんな感じで約二時間、彼女たちは騒ぎ続けた…

後日

「うんと、ひな祭りパーティってどうなったの？」
「さぁ？私も途中から記憶なくて」
「うちもそうなんよ…もったいないことしたな」
「…」
「エイミィさん、どうしたの？」
「疲れてるみたいだけど、大丈夫？」
「疲れとるときはさっさと寝るのが一番やで？」
「あはは…ありがと」
なのはたちの言葉に、エイミィはそう言って力なく笑った


「このとき、私は誓いました
二度と…そう、二度と！！…なのはちゃんたちにお酒の類は
勧めないようにしようと…」




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あとがき
　　はい、というわけでひな祭りのお話…というかばか騒ぎ？です
まぁ、ありがちな酔ってドンちゃん騒ぎ、って感じにしました
いろいろツッコミどころもあるかと思いますが、お遊びということでご勘弁を（笑）



	ひな祭りの悪夢　　「こんにちは、エイミィ・リミエッタですこれからお話しすることは実際にあったお話…脚色は一切していない正真正銘の事実…そのため、他言無用でお願いします…… では…3月3日、俗に言うひな祭りでの出来事…」「ね、ひな祭りパーティしない？」「え？」「なんや急やね」「うん、まぁたしかにもうすぐひな祭りだけどね」仕事の休憩中、なのは、フェイト、はやて、エイミィがお茶をしている最中、不意になのはがそう提案したのだ「ね、どうかな？場所は家を使えると思うし」「私は別に良いけど？」「うちはみんなに断っとかんとな、着いてくる言うかもしれんで？」「そのときは是非みんなで」「せやったらええかな」「私も特に用事はなかったと思うから、いいよ」「じゃあ、決定ということで♪」三人「おー♪」ということで、急遽ひな祭りパーティが決まったそして、ひな祭り当日「というわけで、ひな祭りパーティを始めたいと思います♪」「は～い♪」「…とはいえ、こうも集まり悪いとは」「あ、あはは」「まぁ、みんな暇をもてあましてる、って感じやないからな」そう、あの後いろんな人に声をかけたのだが用事がある、仕事がある、など等の理由から結局最初のメンバーなのは、フェイト、はやて、エイミィの四人だけの厳かなパーティとなった「ま、いまさら言ったとこで仕方ないしね、少ないなりの楽しみ方もあるし」「どんなとこ？」「費用が少なくてすむ」フェイトの問いに胸を張ってエイミィはそう答える「それって、けちっとるだけちゃうか？」「失礼な、少しの費用で精一杯楽しむ、って言ってんの」「まぁまぁ、どんな状態であれパーティは楽しまないと」「そうだね」「なのはちゃんの言うとおり、こういうのは騒がんとな」「そいじゃ、グラスもって」エイミィの言葉にそれぞれがグラスを手に取る「…おほん…今日は楽しもう、乾杯♪」三人「かんぱ～い♪」そして、これが悪夢の始まりとなったのである… 「……」（こんな状態になると、誰が予想できただろう）そう思い、エイミィはため息ひとつ…それというのも「にゃはは♪」「どうせ、私なんて…」「なんやなんや、しけた面して…ほら呑みぃ」なのは、フェイト、はやては酔っていたなぜか、それは乾杯のときのグラスに入っていた飲み物ひな祭りということで甘酒を用意したのだが… （まさか、たった一口でここまでなるなんて）「にゃはは♪」「うぅ…」「何や、うちの酒が呑めんいうん？！」そう、一口飲んだだけで見事に酔っ払ったのだ度数としてはかなり低く、おそらくパウンドケーキに使用する洋酒より低いだろう（どうしよう、このままじゃとんでもない事態に…）と、そんなエイミィの予想はすぐに現実となる「うにゅぅ…暑い！」ばっ！っと、なのははそう言って服を脱ぐ「うわぁ？！何してるのなのはちゃん？！」「暑いから脱いだだけだよ？エイミィさんも脱いだら？」「いや、そんな簡単に…？」と、ふと足元に気配「…」「フェイト、ちゃん？」足元にはフェイトが、そしてその瞳は潤み… 「やっぱり、私はいらないんだ…」「え？」「いいんだ、私なんて私なんて…うわぁぁぁん」「ちょ、フェイトちゃんどうしたの？何で泣くの？！」「ピーピーうっさいな！黙らんかい！」「は、はやてちゃん？ど、どったの」「エイミィ、あんたにも言いたいことがあったんよ」「な、なんでしょう？」「なんでそないにおっぱい大きいん？！」「はぁ？！」「不公平やない、同じ女やのに！」「いや、だからはやてちゃんはまだ成長期だし…」「そないなことどうでもええんよ！今すぐ大きなりたいんやから」「そんな無茶苦茶な」「無茶でもええからやらんかい！」「無茶って言うか横暴だよ、はやてちゃん？！」「にゃはは♪涼しい～♪」「ああ？！いつの間にかなのはちゃん全部脱いでるし？！」「私なんかいないほうが良いんだ、自害してやるぅ」「フェイトちゃんは早まらない！！」「ほらほらさっさと脱ぎぃ！」「はやてちゃんは趣旨変わってるよ？！」と、そんな感じで約二時間、彼女たちは騒ぎ続けた… 後日「うんと、ひな祭りパーティってどうなったの？」「さぁ？私も途中から記憶なくて」「うちもそうなんよ…もったいないことしたな」「…」「エイミィさん、どうしたの？」「疲れてるみたいだけど、大丈夫？」「疲れとるときはさっさと寝るのが一番やで？」「あはは…ありがと」なのはたちの言葉に、エイミィはそう言って力なく笑った「このとき、私は誓いました二度と…そう、二度と！！…なのはちゃんたちにお酒の類は勧めないようにしようと…」 ---------------------------------------------------------------------------------- あとがき　　はい、というわけでひな祭りのお話…というかばか騒ぎ？ですまぁ、ありがちな酔ってドンちゃん騒ぎ、って感じにしましたいろいろツッコミどころもあるかと思いますが、お遊びということでご勘弁を（笑）