仲良し勉強会


  




どうも、高町なのはです。
闇の書事件が解決して6年、私は今も魔法少女を続けています。
そして、なぜか指導教官などやってます・・・
フェイトちゃんも執務官として多くの事件を解決してるし
はやてちゃんも負けないくらい頑張ってます
しかし、現在そんなこと言っていられない事態になってます・・・


「あ、なのは。そこはandを入れないと」
「え?あ、そうか」
「フェイトちゃんそこは形容詞を入れるの」
「そっか、ありがとすずか」
「なぁ、ちょっとええか?」
「何か分からないところでもあった?はやて」
「うん、ここなんやけど・・」
「そこは、ほら、こっちにある単語をこの文のここに入れて、こっちを削ればいいのよ」
「あ、そか。ありがとな、アリサ」
「これくらい朝飯前よ」
アリサはそういって胸を張った

そう、現在期末テストに向けての勉強会をしているのです
特に私とフェイトちゃんは英語に関しててんでだめ、といってもフェイトちゃんは私よりできるんだけど
そこで、英語の得意なアリサちゃんと得意というわけではないけど常に学年上位にいるすずかちゃんに教えてもらっているの
ちなみにはやてちゃんは自分で勉強していたみたいで結構いい成績なんだけど
英語に関してはそうでもないみたい。というわけでアリサちゃんの家に集まってるってわけ

それから数十分後、不意にアリサが口を開いた
「それにしても、驚いたわね」
「?どうしたの、アリサちゃん」
なのはにしてみればちょっとした問いだったのだが
なのはの言葉にアリサは口元を引きつらせた
「いやー、素だから余計にむかつくわね」
「にゃ?何で怒ってるの、アリサちゃん」
その言葉が引き金になったのかアリサはなのはの頬をつまんで一気にまくし立てた
「あんたたちよ、あんたたち!何でこんなんで上位にいるのよ!?」
「ひゃ、ひゃんのほほ?」(なんのこと?)
「だから、苦手な科目がありながら、それを補ってしまうのはどういうことかって聞いてんの!」
「ひょ、ひょんなこほいわれへほ、わはんはいほ」(そ、そんなこと言われても分かんないよ
「きー、むかつく!!」
「アリサちゃん、もうやめてあげようよ」
「アリサ、なのはは悪くない」
「そ、そやで、別に不正をしとるわけやないんやから」
いつものこととはいえこれ以上はヤバイと感じたのか
三人はそういってアリサを止めようとする
「・・・分かったわよ、私だってそんなこと思ってないわよ」
そんなみんなの気持ちが伝わったのかアリサはそう言うとなのはの頬から手を離した
「なのは、大丈夫?」
「えへへ、うん。大丈夫だよ」
「さて、それじゃ、そろそろ休憩にしよう」
「賛成」
すずかの言葉に4人はうなずき、席を立った


「でも、はやてはすごいね」
「え?うち何もしてへんよ」
「だって、はやて学校行ったことないんでしょ?」
「そや、生まれてすぐ足動かんようなったからな」
「それなのにすぐについてこれるんだもん。驚くって」
「そうだよね、確かこの前の小テストでは満点だったでしょ?」
「そ、それは簡単な問題だったから」
はやてがそういったとたん周りの空気が重くなった
「・・なに、この嫌な空気」
「・・・・」
「・・・・」
ふとアリサが横を見てみるとなのはとフェイトが明らかにガックリと肩を落としている
「なのは?・・フェイト?」
「・・すごいね、はやてちゃんは」
「うん、私たちなんて遊んでただけだもんね」
「・・なんや、すごー悪もんになった気ぃすんのはうちだけか?」
「ううん、私もそんな感じしてる」
「えと、なんかよく分からないけど胸の辺りがちくちくと・・」
そんな三人の心を知ってか知らずかなのはとフェイトはなおも沈んでいく
「どうせ、私なんて後先考えない力押しタイプだもん」
「・・・・」
「私なんて、所詮はお人形でしないんだ」
「・・・・」
「フェイトちゃん、私たちどこまでも一緒だよ」
「うん、たとえどんなところでもなのはと一緒なら大丈夫」
「・・・・」
「行こうか、フェイトちゃん」
「うん、なのは」
そういって二人は部屋を出て行く
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・・・って、追いかけなきゃ」


その後庭でふてくされてるなのはとフェイトをなんとか説得して
勉強会を再開した

「・・ねぇ、アリサちゃん。ここは?」
「ん?ああ、そこはこっちの形容詞をつかって・・・こう」
「あ、そうか」
「・・すずか」
「どこ?フェイトちゃん」
「ここ」
「あ、それはね・・・」
そんなこんなで、勉強会は2時間ほど続いた・・・


その後、少しおしゃべりをして今日はお開きということになった
なのは、フェイト、はやてはアリサとすずかに別れを告げ帰途についた
そしてその帰り道、不意にはやてが口を開いた
「ありがとな」
「え?」
「はやてちゃん?」
「二人のおかげやから、うちがこうしてられるんは」
「・・・」
「二人がいなかったら、きっとうちもあのコらも彷徨ってたと思う」
「はやて・・」
「そやから、二人には感謝してもし足りないくらいなんや」
そういってはやては微笑んだ
「・・そうだね、私もなのにはホント感謝してる」
「なのはのおかげで、私はこうして前を向いて歩いていける」
「フェイトちゃんまで・・」
二人の言葉になのはは真っ赤になってうつむいた
そんななのはをはやてとフェイトは微笑んで見つめている、とそこで電話が鳴った
「あ、だれだろう」
そういってなのはが電話に出るとよく知る声が聞こえた
「やっほー、おひさ」
「エイミィさん?」
「はいはい、ってそんな場合じゃなかった」
「?」
「あ、ごめん、えとはやてちゃんとフェイトちゃんも聞いて欲しいんだけど」
エイミィはそう言うと手短に用件を話した
「と、いうわけだから至急向かって欲しいの」
「わかりました」
「いつものところで待ってるから、それじゃ」
エイミィはそういって通信をきった


その後、いつもの場所、海鳴公園に三人はやってきた
「なぁ、これ終わったら家で鍋パーティしようや」
「あ、いいね、それ」
「うん、じゃあ早く終わらせちゃおう」
フェイトの言葉にそれぞれは自分のデバイスを掲げる
「行くよ、レイジングハート」
『All right My master』
「バルディッシュ」
『Yes sir』
「がんばろな、リインフォース」
『はい、マイスターはやて』

「セットアーップ」

夜天の星空の下、三人の声が響き渡った





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あとがき
 まず、これを書こうと思ったのはなのはA'sが終わったあと、続編やらないかなぁと思ったのが始まりです。
んで、なのは達は中学生になってたんでなら試験とかもあるだろうってことで書いたんですが・・・・
なんかまとまりないですねぇ、自分で書いててなんですが(笑)




 
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