なのはとユーノの甘甘旅行

   




その日、ユーノとなのはは休みを取って旅行に来ていた

「わぁ、すごい♪」
「ほんと、いいとこだよね」

今、二人がいるのはハワイ
なぜハワイか、というと…

「夢だったんだ、新婚旅行でハワイに来るの♪」
「はは、まだ式は挙げてないけどね」
そう、実はこの二人できている
それはもう俗に言う”バカップル”そのものだ

「ねぇ、ユーノ君♪」
「ん?なに、なのは」
「今日はいっぱい、遊ぼうね♪」
「うん♪」

「えいっ♪」
「わっぷ?!…やったな♪」
「きゃ?!…もう、お返し♪」
「わわ?!…飲んじゃったよ」
「あはは♪」
と、言う感じではしゃぐ二人
それからしばらく水の掛け合いを楽しみ

「ユーノ君、あの岩まで競争だよ♪」
「うわ、けっこうあるなぁ」
「じゃあ、泳ぎきったらご褒美あげようかな?」
「ご褒美?」
「うん、私を自由にする券を進呈♪」
「…がんばる!」
当然、ユーノは泳ぎきった

「えい!」
「わ?!」
「やった、入った♪…ユーノ君ビーチバレー下手だね♪」
「し、仕方ないじゃないか…その、なのはの…ごにょごにょ」
「?」
「その…ふよん…と」
「…あ!もぅ、ユーノ君のエッチ♪」
そう言って、体を抱くような仕草をする
だが、顔は満面の笑顔だ

その後、ホテルへ

「きれいなホテルだね♪」
「一応、それなりのお給料は貰ってるから」
そう言って、胸を張るユーノ
「はは、頼りにしてるよ♪」
「任せなさい…はは」
「ふふ…」

「わ、結構広いね」
「うん…でも、よかったの?露天風呂のほうじゃなくて」
「うん、だってあっちだとユーノ君と一緒に入れないもん♪」
「…」
二人がいるのはホテルの一室に取り付けられている浴室
一応、露天風呂もあるのだがなのははこっちでいいと言った
理由は先に述べたとおりだ…
「せっかくの二人きり、少しでも長く一緒にいたいもん♪」
「なのは…」
「ユーノ君…」
そして、二人はそのまま…

「ふぅ、長湯しちゃったね♪」
「…それだけじゃないと思うけどね」
そう言って、ユーノはベッドにダイブ
「ああ、気持ちいい〜♪」
「なんか複雑〜」
むくれるなのは
だが、当然その程度でどうこう言うほどやわではない
というより、信頼しているのだ
「なのはもおいでよ、今日は一緒に寝よう」
「エッチなことはなしだよ?」
「それは残念」
「もぅ、ユーノ君ったら♪」
そういいつつも、素直にベッドへ

翌日

「んー!気持ちいい目覚めだ」
「ねぇ、今日はどうする?」
「う〜ん、昨日は遊び倒したし…散歩でもしようか?」
「うん、賛成♪」

「やっぱり、朝の散歩はすがすがしいね♪」
「うん、なんかのんびりとできるよね」
「あ、あそこ」
「ん?」
なのはの指差す先、そこには一組の家族
両側にいる両親と手をつないで楽しそうにある子供がいた
「いいなぁ、かわいい♪」
「幸せそうだね」
「ねぇ、ユーノ君」
「ん?」
「私も…欲しいかな…子供」
「え?!」
「…」
「…そう、だね…僕も、欲しいかも」
「じゃあ…帰ったら、ね♪」

散歩を終え、朝食

「はい、ユーノ君あ〜ん♪」
「あ〜…パク」
「おいしい?」
「うん♪」
「えへへ、よかった♪」
「じゃあ、なのはも…あ〜ん」
「あ〜ん♪…んく…おいしい♪」
「はは、それはよかったよ♪」
と、いう感じでいちゃつく二人
ちなみに、ここはビュッフェタイプのレストランのため
ほかにも客がいる…当然、皆呆れていた

その後、朝食を終えた二人は部屋でゆっくりしていた

「はぁ、なんかいいねこうやってゆっくりするの♪」
「うん、ほっとするね」
「…ありがと、ユーノ君」
と、唐突になのはがポツリとつぶやくように言う
「え?なにが」
「いつも、私のわがままに付き合ってくれて」
「なに言ってるんだよ、わがままなんて言ったことないじゃないか」
「ううん、今回の旅行だってユーノ君的には辛かったでしょ?」
「どうして?」
「だって…いろいろ大変だって聞いたよ?」
「ああ、まぁね…事件の処理やロストロギアの調査とか」
「でしょ?なのに私の休みに合わせてくれて…」
「…でも、僕一人いないくらいでどうこうならないよ」
「え?」
「アルフもいるし、ほかの司書の人たちもいる
 なのはたちが六課を育てていったのと同じで、僕も司書長としての仕事はちゃんとしてたんだよ?」
「ユーノ君…」
「それに、なのはの誘いを断るほど、人間できてないから♪」
「ふふ、もぅユーノ君ったら♪」
「だから、目いっぱい楽しめばいいんだよ」
「うん、ありがとユーノ君♪」

こうして、二人は休みを存分に満喫した

その後、ユーノとなのはの間に子供が生まれたとか、いないとか…





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あとがき
  はい、というわけでバカップルはいかがでしたでしょう(笑)
せっかくの機会、ということでとにかく甘くしてみました
まぁ、おかげで内容は若干薄くなりましたが…
何はともあれ、ユーなのは永遠です!

      
 
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