ヴィヴィオの日常日記


   


「ん〜…ふあぁぁ…にゃむ」
朝の日差しに、愛用のウサギのぬいぐるみを抱きながら
目を覚ますヴィヴィオ
「…今日も一日頑張ろう」

リビングに行くと、すでにユーノとなのはも起きていた
「おはよう、ユーノパパ、なのはママ」
「ん、おはようヴィヴィオ」
「おはよう、よく眠れた?」
「うん♪」
挨拶をしながら、ヴィヴィオは二人の下へ
「ユーノパパ」
「ん?」
「おはよう、ちゅ♪」
「ん♪…おはよう」
「なのはママ」
「うん」
「おはよう、ちゅ♪」
「ん♪おはよ♪」
と、朝の恒例となったおはようのキス

その後、なのはの作った朝御飯を食べる
「はい、ユーノ君あ〜ん♪」
「あ〜ん♪…うん、やっぱり美味しいね♪」
「えへへ、よかった♪」
「あ〜、いいな、なのはママ」
「ふふ、じゃあヴィヴィオもやったらいいよ♪」
「うん♪…じゃあ、はいユーノパパあ〜ん♪」
「はは…あ〜ん♪…うん、美味しいよ♪」
「えへへ♪」

その後、準備を整え仕事へ

「それじゃあ、行ってくるね」
「うん、行ってらっしゃい♪…ちゅ♪」
「行ってらっしゃ〜い♪…ちゅ♪」
「ん♪…行ってきます、ヴィヴィオ…ちゅ♪」
「んん♪」
「なのはも、あと行ってらっしゃいも含めて…ちゅ♪」
「にゃはは♪」
と、一日の恒例となった儀式?をする三人だった

「…という事がありました、と」
二人が仕事に向かったあと、ヴィヴィオは最近の日課になっている
日記を書いていた…内容はもちろん、バカップル両親のこと
…もちろん、ヴィヴィオは仲のいい夫婦だとしか思っていない
「ユーノパパもなのはママもお仕事がんばってるし、私もがんばらなきゃ」
そういって、日記を閉じる
「とりあえず、いつものやつやっちゃおう♪」
気合を入れ、着替えを始めるヴィヴィオだった

それぞれの時を過ごし、時刻はお昼

-なのは-

「いただきます♪」
「いただきます…」
「いただきます、と相変わらずなのはちゃんのおべんとはすごいな」
「ん?そうかな、はやてちゃんのもすごいと思うよ?」
「まぁ、私はずっとしてきたしな」
「そうだね、私も結構できるようになったけど、なのはにはかなわないもん」
「そんなことないよ、私フェイトちゃんの料理好きだよ♪」
「はは、ありがとなのは♪」
「そういや、なのはちゃん」
「ん?なにはやてちゃん」
「ユーノ君とヴィヴィオとの生活はどうや?」
「あ、それ私も気になる」
「ん〜、普通だけど…あ、そういえば」
「ん?なんかあるんか」
「うん、主にユーノ君についてなんだけど♪」
「…あれ、なんかいやな予感が」
と思うフェイトだったがときすでに遅し
「この前ね、ユーノ君からプレゼントもらったの♪
 別にどこにでも売っているような、ブローチなんだけど
 わざわざそれに桜の装飾を施してもらってたの
 ちょっとしたことなんだけど、それがもう嬉しくて♪」
「へ、へぇ…」
「あとね、どんなに帰りが遅くなったり
 朝遅刻しそうなときでもね、ちゃんと行ってきます、おやすみなさい、って
 目を見て笑顔で言ってくれるの♪」
「そ、そうなんか…」
「それからね、誕生日とか、記念日はちゃんと覚えてくれてて
 お祝いしてくれるんだ、それもちゃんとプレゼントも用意してくれて♪」
「ふ、ふぅん…」
「それとね、それとね♪」
その後、なのはの話は休憩時間が終わっても、途切れることはなかった
そして、その話を聞いていたフェイトが、ひそかに
しかし真剣に結婚を考えていたとかいないとか…

-ユーノ-

「いただきます」
「いただきます」
「いただきま〜す♪」
「しかし、相変わらず君のお弁当はすごいね」
「ん?そうかな」
「うんうん、なんていうか見ただけでご馳走様、だよ」
そういって、アルフがユーノお弁当を指差す
まず、ご飯の上には桜でんぶでハートマーク
もちろん、"ユーノ君大好き"の海苔文字つき
おかずはから揚げ、卵焼き、煮物と定番揃い
ただ、なぜかから揚げからはニンニクの匂い、卵焼きにはうなぎ入り
「…なぜか、意図が丸わかりな弁当だな」
「…うん」
「そりゃ、なのはが僕のために作ってくれたんだから♪」
もちろん、ユーノは気づいていない
「…その様子だと、うまくやっているみたいだな」
「ん?当然だよ」
「ま、確かにユーノとなのはは最初から仲良かったしな」
「そうでもないよ?ほんと、最初は偶然だったわけだし」
「でも、あたしらと初めて会ったときはかなり仲良かったじゃないか」
「まぁ、あのころは、その、ね…」
「?」
実は喋るフェレットだと思われていたから、とは言えないユーノだった

「そういえば、最近はどうだ?」
「ん?」
「なのはと、ってこと…ヴィヴィオと一緒に住むようになったろ?何か変わったのか、とな」
「あ、それはあたしも気になるね」
「別に変わったことなんて、そうないよ?」
「ま、話のネタに聞いておきたいと思ってな」
「右に同じ♪」
「…別に面白いことはないけどね」
しかし、この際クロノとアルフは気づくべきだった
彼の、わずかな笑みに…
「なのはってね、すごくかわいいんだ♪しかも、料理は上手だし
 この前なんか、わざわざローストビーフなんて作ってくれたんだよ?
 もちろん、味は文句なし♪ヴィヴィオと一緒に美味しくいただいたよ♪」 
「そ、そうか」
「あとね、どんなに帰りが遅くても待っててくれるんだ、なのはだって疲れてるのに
 笑顔でお帰り、って迎えてくれるんだよ♪もうね、そのときのなのはの可愛さといったらないよ♪」
「そ、そうなんだ…」
「それから…」
その後、ユーノの惚気は休み時間いっぱいまで続いた

それから、時は過ぎ時刻は夕方
ユーノとなのはは仲良く、帰宅
「お帰りなさい、ユーのパパ、なのはママ♪」
「うん、ただいまヴィヴィオ♪」
「ただいま♪いい子にしてたかな?」
「うん♪」
出迎えてくれるのは笑顔のヴィヴィオ
そして、当然ながら帰宅時恒例
挨拶のちゅーをする三人
「じゃあ、すぐに晩御飯の準備するね♪」
「ヴィヴィオも手伝う〜♪」
「じゃ、僕はお風呂の用意してるよ」
と、それぞれの場所へ

そして、晩御飯の時間

「いただきます♪」×3
「う〜ん、相変わらず美味しそうだね♪」
「えへへ、ありがとユーノ君♪」
「うん♪やっぱりなのはママはすごい♪」
「もう、ヴィヴィオまで…ふふ、ありがと♪」
「それじゃ、早速…」
「あ、ユーノパパ」
「ん?どうしたの、ヴィヴィオ」
「んっと…はい、あ〜ん♪」
「え?」
「あ〜ん♪」
「…はは、参ったな…あ〜ん」
「♪美味しい?」
「もぐ…ん、うん美味しい♪ありがと、ヴィヴィオ」
「えへへ〜♪」
「あ〜、いいなヴィヴィオ…ユーノ君」
「…じゃあ、なのはも?」
「えへへ♪…うん、はいユーノ君、あ〜ん♪」
「もう、仕方ないな…あ〜ん♪」
「♪どう?」
「んぐ…ん、うん、やっぱり美味しい♪さすがなのは」
「えへへ〜♪」
そんな一幕もあり、三人は楽しく食事した

その後、三人は仲良く入浴へ

「わ〜い、お風呂〜♪」
「あ〜、ヴィヴィオはしゃいじゃ危ないよ」
「そうだよ、そんなに広くないんだから」
「…と、は〜い」
そんな二人の言葉に、ヴィヴィオは大人しくなる
「さ、じゃあまずは体を洗っちゃおう」
「うん♪」
「あ、ユーノ君はちょっとだけ待っててね」
「え?」
「そんなにはかからないから、お湯をかぶったりしてちょっと待ってて♪」
「あ、うん…」
よくわからないが、ゆーのはなのはのいうとおり待つことに
「はい、これで終わり♪」
「わぷ?!…んん、は〜い♪」
「ごめんね、ユーノ君待たせちゃって」
「いや、大丈夫だよ」
「そう?じゃあ、そのお詫びもかねて…ヴィヴィオ♪」
「は〜い♪」
と、元気よく返事したヴィヴィオは、ユーノの後ろに
そして、なのははユーノの前に
「ユーノパパ、背中流すね♪」
「え?ヴィヴィオ」
「そういうことだよユーノ君♪…と言うことで、私は前を…」
「いや、ちょ?!ヴィヴィオはいいけど、なのはは待って?!」
「?どうしたの、ユーノ君」
「どうしたもこうしたもないでしょ?!そっちはいいから」
「もう、何言ってるの?何度も見てるじゃない♪…お互いに」
「いや、それとこれとは別…って言うか、だめ〜!」
その後、抵抗むなしくおもちゃにされたユーノだった…

「ふぅ、ひどい目にあった」
「そう?」
「…はぁ、なのはってやっぱりすごいや」
「そうかな?」
「うん、いろんな意味で」
「あ〜、なにその含んだような言い方〜」
「いや、他意はないよ、うん」
「…」
「ん…喧嘩、だめ…むにゃ」
と、静かに寝息を立てていたヴィヴィオが、そう寝言を漏らす
「…」
「…」
「…ぷ」
「…ふふ」
と、そんなヴィヴィオの寝言に、二人は噴出す
「はは、そうだね喧嘩しちゃだめだよね」
「うん、仲良くしなきゃ、ね♪」
「…じゃあ、ここからは仲良くするためにも、大人の時間、かな?」
「…ヴィヴィオがいるんだけど?」
「別室で結界でも張れば問題ないでしょ」
「そんなことに使うの?」
「じゃあ、なのははこのままお休み?」
「…わかってるくせに」
「はは、さっきのお返し…なのは」
「ユーノ君…」
「ん」
「ん…ふ♪」
「…今日はちょっと、かかるよ?」
「ふぁ…え?」
「だって、さっきのがまだ残ってるから、ね♪」
「…仕方ないかな…責任、あるもんね♪」

そうして、二人は甘い時を過ごすのだった…




「…と、いうことがありました…これでいいですか?」
「上出来や♪…やっぱ二人はすごいなぁ」
「ユーノパパとなのはママはいつもこんな感じだよ?」
「そうか、これがいつもなんやなぁ…」

と、そんなことをヴィヴィオがはやてに報告していたことを二人は知らないのだった…



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あとがき
 はい、ということでかなり遅くなりすみません…
しかも、なんかぐだぐだ感が…
というか、タイトルと内容が微妙にあってないですね(笑)
ま、最後のオチに笑っていただければ十分です(を
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