お正月の一幕

   





「あけましておめでとう♪」
なのは、フェイト、はやて、アリサ、すずかの五人は
互いに顔をあわせ、そう挨拶をする

「なんか、久しぶりだよね、このメンバーで会うの」
「うん、どれくらいぶりかな?」
「せやね、確か中学の頃に会ったのが最後やったと思うから…」
「5年半、位になるかな?」
「うん、それくらいだね」
「そっか、そんなに経つんだ」
「まぁ、実際はこの前あってるどね」
「あ、任務で海鳴にきたときだね」
「あの時は、楽しかったよね♪」
「そうね、フェイトの子供にも会えたし」
「ちょ、アリサ、エリオとキャロは子供じゃなくて
 保護責任者で…」
「ようは、養子縁組と同じでしょ?なら、子供じゃない」
「いや、まぁ、そうなんだけど…」
「あはは、ええやないのフェイトちゃん。実際子供みたいに接してるんやから」
「まぁ、ね」
はやての言うとおり、自分の子供のように思っているのでうなずくフェイト
「あ、養子縁組って言ったら、なのはちゃんもだよね?…確か、ヴィヴィオ」
「うん♪」
「そうだったわね…確か、またドンパチやった相手だったわよね」
「また、ってアリサちゃん…」
アリサの言葉に、苦笑いのなのは
「だって、フェイトのときも、はやてのときもそうだったでしょ?
 もう、いまさら、って感じよ」
「…はい、ごめんなさい」
「いや、謝る必要はないよ、なのは」
「せや、終わりよければ総てよし、や」
「はは、そうだね♪」
「ま、確かにね。そのおかげで、こうしていられるわけだし」
「だったら、言わないでよ〜」
「あはは、まぁいいじゃない。ちょっとした戯れよ」
と、言った感じでしばらく談笑する五人

「おいしい♪」
「ほんとね、三人ともまた腕上げたわね」
「あはは、ありがと」
「私は、ほとんど手伝っただけだから」
「ま、これくらいは当然やね」
なのは、フェイト、はやての作ったおせちをつつく
当然ながら、味のほうは文句なし
「アリサちゃんたちは作らないの?」
「まぁ、料理くらいはするけど」
「うん、さすがにおせちみたいに凝ったのはあまり作らないかな」
「そうなんや…おせちはあまり凝ったもんやないけどな」
「それは、はやてだからよ」
「そうか?」
「はは、確かにおせちはちょっと時間かかるよね」
「私は、手伝ったくらいだから、あまり分からないけど」
「複数の料理を作らなきゃいけないしね」
と、どうやらはやて以外はそれなりに大変だと思っているようだった

その後も、おせちを食べたり談笑したりと
楽しい時間を過ごす五人
しかし、じきになにやらおかしな雰囲気に…

「きゃはは♪楽しい〜♪」
「…なんか、熱い」
「ふふ、いい気分♪」
「…ちょっと、はやて」
「なんや?」
「納得のいく説明、してくれるんでしょうね?」
「説明も何も、そないなことしとらんよ?」
「よくそんなこといえるわね!これ見なさいよ!」
そういって、指をさすアリサ
その先には…

「フェイトちゃん♪」
「あん、なのはくすぐったいよ♪」
「あつ〜い、脱いじゃお♪」

「どう見ても酔ってるでしょ!なに飲ませたのよ」
「私らも同じの飲んでるやない…甘酒」
「甘酒?」
「せや、お雛さんとかでも飲む甘酒」
「それで、ああなるもの?」
そういって、横目でなのはたちを見る

「きゃはは♪熱いねぇ…脱いじゃお♪」
「そうだね…熱いもん」
「あはは、涼しい♪」

「いやぁ、私もまさか甘酒でこうなるとは思わんかったんよ」
「普通のお酒でも混ぜたんじゃないの?」
「そんなことはせんよ…もぅ、あのときのような惨事はこりごりやから」
「?」
「まぁ、そんなことは置いといて…これ、どないしよ」
そういって、なのはたちのほうを見るはやて
もはや、そこには下着のみとなり、じゃれあってる三人がいた
「確かに、ね」
「さて、一応選択肢が二つあるんやけど…」
「なに?」
「説得すると…ほっとく」
「なるほど…」
「どうする?」
「…ほっとこ」
「…やっぱそうなるか」
「それしかないでしょ…と言うわけで」
「うん」

「よいお年を〜♪」




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あとがき
  はい、なんかいい加減な気もしますが
あけましておめでとう♪今年もよろしく、と言う感じで
まぁ、困った時の酔っ払い、ってことですが(笑) 



      
 
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