バカップルの宴


  




「ユーノ君、はい、あ〜ん♪」
「あ〜ん」
「美味しい?」
「うん、なのはの作るものなら何でも美味しいよ」
「やーん、もうユーノくんったらぁ♪」
ユーノの言葉になのはは顔を赤くしながら身をよじる
「それじゃあ、今度は僕が…はい、あ〜ん」
「えへへ…あ〜ん」
「どう?」
「うん、美味しい♪」


「……なんか、あの”バカップル”どうにかしてほしいな」
「ま、まぁ結婚したんだからいいんじゃない、かな?」
とは言うが、フェイトもはやてと同様少々うんざりぎみだ
「…だが、下手なことをすればなのはの一撃が炸裂するからな」
はやて、フェイトと共に食事をしていたクロノもそう言って肩をすくめる
実は以前それについて釘を刺したところ、問答無用でアクセルシューターの雨を浴びたのだ
「とりあえず仕事に支障があるようならどうにかしなければいけないだろうが」
「そやね、幸せそうやし、邪魔するんはあかんからな」
そう言ってはやてはため息を吐きつつ食事を再開した

休憩時間

「なのは、大丈夫だった?」
「うん、大丈夫ばっちりこなしてきたよ」
「あ、とかいいながら怪我してるじゃないか」
「え?どこ」
「ここ…」
そう言いながらユーノはなのはの腕を取り顔を近づける
「ぺろ…」
「ふみゃ?!」
「だめだよ、ちゃんと消毒しないと」
「…汚いよ」
「そんなことないよ、それになのはが傷つくほうがいやだよ」
「ユーノ君…」
「大丈夫だよ、優しくするから」
「…うん、お願いします」

そんな二人を見ていたフェイトたちは一言

「このバカップル…」


その後、なんだかんだとありつつも、それぞれ帰路に着く
無論、夫婦であるなのはとユーノは同じ家だ

「ふぅ、なんか疲れたね」
「なのはは特にそうだろうね、前線にいるんだから」
「そんなことないよ、ユーノ君だっていろいろ調べたりして精神的に疲れるでしょ?」
「まぁね…でも、僕にはそれくらいしか出来ないから」
「そんなことないよ、ユーノ君はいつも私に力をくれるもん」
そう言ってなのははユーノにもたれかかる
「なのは…」
「ユーノ君…」
そして、二人の顔は次第に近づいていき…一つになった
「ん…」
「…」
「…えへへ、なんか幸せ♪」
「うん、僕も…」
「…ね、今日は…さ、このままで」
「…うん」


翌日

「なに?ユーノは休み?」
「うん、なんか腰が痛いからって」
「…何をやってるんだ、あのバカップルは」
「あはは…でも、なのはちゃんは問題ないらしいよ…というか」

「なのは、なんか今日肌がつやつやしてるね?」
「え?そうかな♪」
「そやね、なんか気迫いうか気力も充実しとるな」
「えへへ♪いつも補充させてもらってるから♪」
「あ、そ、そう…」
「はいはい、ごちそーさんです」


なのは&ユーノの自宅

「うう…いつにもまして…」
布団にうつ伏せの状態でユーノはそう呟く…ちなみに腰には氷のうを当てている
「さすがに…10回は、だめだよ…なのは」


「大好きだよ♪、ユーノ君…いろんな意味で♪」





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あとがき
 松丸大地様からのリクでなのはとユーノの新婚生活です
前回が前回だったんで、ちと甘めにって思って書いたんですが…
なんか、いろいろやばい?!最後のは出来ればスルーしていただけるうれしいかなぁ(笑)





 
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