ヴィヴィオの一日 バカップル風味


   




「…あれ?…タオル」
朝起きて、顔を洗っていたヴィヴィオは
タオルを見失いふらふらと
「…ほら」
「あ、ありがとう」
と、ちょうど通りかかったザフィーラが
そんなヴィヴィオに気づき、タオルを渡す
「ぷはっ…おはよう、ザフィーラ♪」
「…おはよう」

挨拶を交わした二人は
朝食をとるため部屋を出る
と、そこでちょうど訓練を終わらせた六課メンバーと合流
そして、そろって食堂へ

出てきた朝食の中にピーマンが入っていたので
ヴィヴィオは残す、だがなのはママの「残したら、大きくなれないよ」
という言葉に、何とか食べきる
そんなヴィヴィオを見ていたキャロ
こちらも、朝食に出ていたにんじんを残していたが…

「だって、ヴィヴィオが食べたんだもん
 お姉ちゃんが好き嫌いしてたらだめだし、きれいになれないし」
と、いうことでこちらも見事完食
「別に今のままでも、キャロはきれいだし、僕は大好きだよ♪」
そして、そんなキャロにエリオの甘いセリフが飛び
朝食の場は、甘ったるい雰囲気に支配された…

その後、ヴィヴィオはなのは、フェイト、そしてザフィーラにつれられ
隊舎内を散歩することに

まず訪れたのはヘリ整備倉庫
そこではちょうど休憩時間なのか
ヴァイスとシグナムがお茶をしていた
そんな二人に、ヴィヴィオは礼儀正しく挨拶

「こんにちは」
「ああ、こんにちは」
「ふ、さすがというかしっかりしているな」
そういって、シグナムも笑顔に
そして、やっぱりというかヴィヴィオをかわいがる二人
その際の会話がこちら

「ほんと、かわいいよなヴィヴィオは♪」
「ああ、つい甘やかしてしまうな」
「えへへ♪」
「…私も子供がほしくなったな」
「え?」
「…」
「…なんだ、そういうことは早く言ってくれよ」
「…い、言えるか、そうそう」
「そういうとこもかわいいんだがな…シグナム」
「…ヴァイス」
と、なにやら教育上よろしくない雰囲気に
それを察したなのはは、ヴィヴィオをつれ早々にその場を後にした

次に訪れたのは中庭
そこでは、ギンガと、エリオ、キャロ、そしてフリードが
雑談をしていた
そして、そこでも当然ながらヴィヴィオは大人気
ちなみに、そこでの一幕

「子供ができたら、きっとこんな風に遊んであげるんだろうな」
「キャロ、子供がほしいの?」
「え?…う、うん、ほしい、かな」
「じゃあ、作ろうか?」
「え?!」
そして、例のごとく、な雰囲気になり
早々にその場を立ち去った

その後、司令室でグリフィス、アルト、ルキノの三人に会い
談笑…ちなみに、ここでもヴィヴィオはかわいがられた

続いて、医務室に立ち寄った
そこでシャマルと会い、ここでもヴィヴィオはなでられたり
抱きしめられたり、とかわいがられた

その後に訪れたのは部隊長室
そこでは、ヴェロッサとはやて、そしてリインの三人がお茶をしていた
ちなみに…

「いつもかわいいね、はやて♪」
「いややわ♪そないなこと」
「事実を言ってるだけさ♪」
「ふふ、うれしいわ♪」
「ぶぅ〜、リイン置いてけぼりですぅ」
と、言った感じの一幕もあり
楽しく談笑した

そろそろ時間もいい頃合になったころ
なのはが”最後に無限書庫にいこう”と、言うので
それじゃあ、という感じで無限書庫へ

「ユーノパパ♪」
「ヴィヴィオ?」
と、突然の訪問にもかかわらず
条件反射なのか、走りよってきたヴィヴィオを
抱きしめるユーノ

「もぅ、危ないよ?」
「えへへ、ごめんなさい」
そういうが、もちろん怒っているわけではないので
ヴィヴィオも笑顔だ
「ユーノ、客か?」
「あ、うん、なのはたち」
と、奥のほうからクロノとアルフが出てきた
そして、クロノとは初対面のヴィヴィオ
緊張しつつも、礼儀正しく挨拶
「こ、こんにちは」
「ああ…あまり緊張しなくてもいい、これでも二児の父だ
 よく遊んでいるから、ママと同じような感じで接してくれていいぞ」
「って、言ってるけどどっちかというと”遊ばれてる”んだけどね」
「フェイト、そういうことは言わなくていい…」
と、いった兄妹漫才のおかげか
その後は、楽しく談笑することができた

それから、せっかくだから、ということで
なのはとヴィヴィオはユーノの部屋にお泊りすることになった

「さ、入って…ちょっと汚いけど」
「お邪魔します♪…そんなことないよ、きれいきれい♪」
「うん、きれいきれい♪」
「はは、ありがと…あ、疲れてるよね?お風呂沸いてるから入ってきなよ」
「うん…あ、ユーノ君も一緒にはいろ♪」
「ユーノパパと一緒♪」
「ええぇぇぇぇ?!…いや、それは、ちょっと…ね?」
と、一度は断ったユーノだったが
なのはとヴィヴィオの笑顔での説得に、結局一緒に入るのだった

その後、晩御飯を食べて
ユーノが”なぜか”用意していたパジャマを着て
床に就いた
ちなみに、左になのは、右にユーノ、そして中央はヴィヴィオと
川の字になって…

こうして、ヴィヴィオの一日は終わりを告げ
新たな一日が始まる

そう、楽しい一日が…




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あとがき
  はい、というわけでいかがでしたでしょう
若干はしょってる部分もあるんで、どうかなぁ、とも思うんですが
実を言うと、一度消えましてね、書き直したためちょっと時間が…
といっても、もちろん内容はしっかりしてる…はずですんで(笑)
楽しんでいただけるとは思います。

      
 
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